今回は東洋医学の考え方について簡単に記事にしておこうと思います。
ぜひお付き合いくださいm(__)m
東洋医学では「天人合一思想or天人相応」という考え方があります。
簡単に言えば、人と自然は一体ですよーということです。
その根底には、人は食べ物も飲み物も空気なども全て自然に頼っているということからです。
先人たちはこのような考え方をもとに東洋医学…当時の医学に組み込んでいたみたいです。
外界の自然を大宇宙と考え、人間の身体の内部にも小宇宙があると当時の人たちは考えていました。
身体の組織・器官はそれぞれ違った機能を持ちながら、しかし同時に全体としてつながりを持ったひとつの自然(小宇宙)であると考えてたみたいです。
例えば暖かい空気は上に向かい、冷たい空気は下に向かいますよね。
人の身体でも上半身は火照りやすく下半身は冷えやすい、などそういった法則が存在していると信じ病気の診断や治療に応用したというわけです('ω')
ここからはもしかしたら聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
古代に存在し、現在にまで伝わる代表的な学説を紹介します。
①陰陽学説
陰陽学説とはありとあらゆる事象を「陰」と「陽」の対立する概念に分類する考え方です。
東洋医学では人体の構造・生理・病理・疾病・診断・治療・養生などすべてにおいて基本となる考え方です。
例えば、一般に暗い・寒冷的・下降的・内向的・静的なものは「陰」
明るい・温熱的・上昇的・外向的・動的なものは「陽」
人体に当てはめれば
男・体表・五臓六腑の腑が「陽」
女・体内・五臓六腑の臓が「陰」
上記以外にも事細かに分類すれば無限に分類できるといわれています。
簡潔的ではありますが、このような考え方があり治療にも応用します。
②五行学説
五行学説とは自然界や人間の身体など様々な現象を「木・火・土・金・水」の5つの性質に分類しその関係性について考える哲学です。
東洋医学では五臓(肝心脾肺腎)を中心にさまざまなことを分類し互いの関係性を考えるものです。
例えば、木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎に対応します。
さらに言えば、木は肝・風の気候特性・筋の症状・色のサインは青・感覚器は目・好きな味覚は酸・怒の感情…他にもいろいろありますがこれらと深い関係といわれています。このようのが「木・火・土・金・水」それぞれあります。
僕たちが勉強するときは表にして一気に覚えます( ;∀;)
ちなみに五行学説は占いなどに使われたりもするみたいです。
いかがでししょうか。もしかしたら聞いたことあるかもしれません。
この①と②は治療にも使う考え方です。
けっこうこの考え方で患者さんの状態や日常生活での過ごし方がわかったりするので驚かれる方が多いです。不思議な考え方ですがとても面白いので、さんせっと鍼灸院に治療に来られて興味のある方にはお話していますので、興味のある方はおっしゃってください('◇')ゞ
今回は長くなりましたのでここまでにしておきます。
僕の復習にもなりますのでまた記事をアップします。
奥が深い東洋医学の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
東洋医学的な治療を受けたい方はぜひ大牟田のさんせっと鍼灸院にお気軽にご連絡ください(`・ω・´)
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