みなさまどうも!
僕です('◇')ゞ
今日は東洋医学的治療について簡潔に解説させていただきます。
東洋医学的な治療の考え方でとても大事なものがあります。
「治未病」という考え方です。あまり聞きなれない言葉だとは思いますが、意味は漢字が表しています。
”未だ病まざるを治す”という意味です( ..)φメモメモ
さらに詳しく言うと、東洋医学では疾病がなければ健康、健康でなければ疾病。というような西洋医学的考え方ではなくて健康の程度に高い状態から低い状態があり低い状態になると病気になると考えています。
そして、その健康状態が低い状態になるのを防ぎ疾病にかかる前に治療し、健康状態を高い状態にするということが治未病です。
なので、鍼灸は予防医学の分野で注目されたりするんです(*'▽')
いわゆる、予防、早期治療、早期改善などが現代的な表現ですかね!(^^)!
鍼灸師の教科書には
「上工は未病を治し、中工は巳病を治す」という言葉があり、これは上手な鍼灸師は病気を未然に治すということを言ってます。
未然に防げば他の臓器への拡散や重篤化を防ぐことができるんでとてもいいことです。そんな鍼灸師になりたいです(#^^#)
ただ、あくまで東洋医学的な考え方で古くから現代に言い伝えられていますのでこれが絶対というわけではありません!必要な医療は東西にかかわらずしっかり受けないとダメです。
次に大事な考え方は「養生」です。
これも予防的な考え方が強いです。有名なもので貝原益軒(かいばら えきけん)という人の養生訓というものがあります。
ここには
「人の身は父母を本とし、天地を初とす。天地父母のめぐみをうけて生まれ、また養わられたるわが身なれば、わが私の物にあらず。天地のみたまもの、父母の残せる身なれば、つつしんでよく養いて、そこないやぶらず、天年を長くたもつべし」とあります。
これは、天地と父母から授かった身は自分だけのものではないので、慎んでよく養い、損なわないようにして天寿を全うしなさい。という意味です。
養生とは健康増進を図るということです。
常日頃から健康に気を使い、病気を未然に防ぐ・治療の効果を高めるとのことです。
具体的な養生法は、食事や運動など当たり前のことです('◇')ゞ
養生訓では精神などの記載もあります。現代的に言えばストレスのため込みには気を付けてねっ!とのことです(`・ω・´)
こんな感じで昔の人たちは病気を未然に防ぐことをけっこう重要視していたみたいです。
でも、そのことは現代でも当てはまります。
平均寿命が延びている現在ですが病気の状態で永らえるより、健康な状態で人生を多くの方に送っていただきたいと思いこの鍼灸師になった一つの理由でもあります('◇')ゞ
まだまだ敷居が高く鍼灸治療を受けたことがない人の方が多数なので、少しでも気軽に受けていただけるような環境を作れるように精進します。
横道に逸れましたが、今回はこのへんにしておきますm(__)m
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