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田尻 雄太郎

大牟田 さんせっと鍼灸院 東洋医学的診断の考え方

みなさま、どうも(`・ω・´)

僕です!

今回はタイトルの様に、東洋医学的な治療をする際の診断に欠かせない考え方について簡単に解説します。


 

①虚実


虚実というのは東洋医学的な治療において基本的な考え方でありますがとても重要な概念です。

字的にざっくりと説明すれば、虚は不足、実は有り余っているということです。

しかし、東洋医学的にはもう少し意味があります。

「虚」は身体にとって必要不可欠な「気」の不足や機能の低下を示します。

「実」は邪気という身体にとって悪い気が多い状態、あるいは生理物質(気・血・水分)の流れが滞っている状態を示します。


治療を行う際は患者さんの身体の状態が虚しているのか、または実しているのか全身的に調べて判断することがとても重要です。

以前記事にした陰陽の部分に関してもどちらが虚してどちらが実しているか調べます。

虚実を調べて反映し治療の内容を決定します。

虚実に対する治療方針は「虚」に対しては不足を補うような治療を行います。これを補法と言います。

「実」に対しては邪気を取り去る、または滞っているのを解消するような治療で瀉法と言います。


 

②標本


東洋医学的な治療でもう一つ重要な考え方があり標本と言います。

意味は「本」が本質的な病気の状態で、「標」が結果として表に現れる症状のことです。

わかりやすい例えで言うと、

体力が衰えていてそのせいで風邪をひきました。咳が出て熱もあります。

この場合は、体力の衰えが「本」、咳・発熱が「標」です。

東洋医学の治療では基本的に「本」(原因)に対しての治療を行うのが原則です。

ただし、「標本同治(標本同じく治す)」や「急則治標or緩則治本(急なれば則ち標を治し、緩なれば則ち本を治す)」というように基本的に標本は同時に治療することがおおですが、症状が強ければ先に症状(標)を治し、症状が弱ければ根本(本)を改善させますよ!ということです。

しっかりと患者さんの状態に合わせて治療をしましょう。

とのことです(`・ω・´)


 

①と②詳しく言えば診断にはさらに項目がありますが、代表的にこの虚実と標本の考え方をもとに病の本質を知り治療方針を決定します。治療方針を示唆するものを「証」と言います。

「証」に相応した治療を行っていきますので東洋医学では診断が重要視されます。

簡潔にいえば「診断とは治療法の選択」です。

なので問診などで患者さんの情報をしっかりと聞き人それぞれ違った環境で生活していますのでそれを知りオーダーメイドの治療を行う必要があります。


わかりづらかったかもしれませんが、言いたいことはさんせっと鍼灸院では問診や患者さんとのコミュニケーションが大事!ということです(`・ω・´)

しっかりと治療効果を出すには不可欠な要素です。

なので治療に来た患者さんには些細なことでも可能な範囲で色々教えてもらいたいです。

情報の分だけ治療効果は向上します(^_-)-☆


それでは今日はこの位にしておきます。

コミュニケーションをとりやすい環境づくりに注力してますのでお気軽に予約してくださいね('◇')ゞ

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