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田尻 雄太郎

東洋医学 蔵象学説 肺について

更新日:6月17日




みなさま、おはこんばんにちは٩( ᐛ )و

大牟田市のさんせっと鍼灸院の私です!!

本日は東洋医学で考える肺について教科書的に紹介してみます!!

ご興味のある方、お時間のある方は流し見してってください٩( ᐛ )و

ではでは、よろしくお願いします。



 


肺はみなさんご存知の呼吸にすっごく重要な役割を果たしてくれている大事な臓器ですね。

東洋医学でも肺は呼吸と密接な関係ですが、他の五臓六腑と同じく色んな関連する組織や領域、作用などがあります。

今回もその点をしっかり紹介させていただきます!

先ずは生理作用からです!!


宣発…気や津液(水分)を上へ外へと巡らせる機能。

   宣発がうまくいかないと咳が出やすくなったり発汗の異常、鼻詰まり、

   風邪をひきやすくなるなどの不調が起きやすくなります。


粛降…気や津液を下へ内へ巡らせる機能。

   粛降がうまくいかないと息切れ、喘息、咳嗽、便秘、深く吸い込むことが

   できない、むくみなどの不調が起きます。


主気…気を主ること。呼吸や一身の気を主ると言われています。



宣発と粛降が協調して働くことで生理物質の運搬や呼気と吸気の平衡を維持します。

全ての血はいったん肺に集まってから全身に運ばれるので

肺は百脈を朝ずと言われています。

それと、肺は人体の上部での水分代謝を主るので水の上源と言われています。



華蓋と嬌臓…華蓋は臓腑の中で一番上にあることを意味し、嬌臓は弱々しい臓腑を

      意味します。このことから肺は外から悪いものが体に入らないように

      防ぐ役割と肺は不調になりやすいという特性を表します。


鼻・涕…鼻は呼吸によって得られる清気と濁気の出入り口であり、涕によって

    潤されている。なので肺と密接な関係になる。肺の機能に不調があると

    鼻閉や鼻汁が起こり呼吸や嗅覚に影響を起こすこともある。


皮・毛…肺と関連深い組織です。外邪が身体に入ってくるのを防いだり体温を調節します。

    肺の機能失調で皮毛に影響が出ると免疫低下、皮膚の乾燥かゆみなどが表れます。


…感覚、運動、情志などの本能的な精神活動を主どり、肺と関連深いです。

  肺が疲れると上記の精神活動に影響が出ます。


憂・悲…肺と関連深い感情です。肺の不調により影響が出ると憂い悲しみやすくなります。


…肺と関連深い味覚です。過度に摂取すれば気や津液の発散、巡りが過剰になり気を

  消耗したり熱化が起き肺や大腸に悪影響を及ぼします。

  適度に摂れば肺や大腸に有利になります。



 

以上が東洋医学でのおおまかな肺の特性や生理作用になります。

東洋医学では「気」をとても重要なものと考えますが、肺は生命活動に欠かせない呼吸に

よって気を体内に取り込んでいます。肺の調子が悪くなると気が不足しやすくなり

身体にさまざまな不調を引き起こします。

そういった状態にならないためにも日頃か体調管理はしっかり行いしょう!!

もし体調のことでお困りであればお気軽に

大牟田のさんせっと鍼灸院までお気軽にお尋ねください( ^ω^ )


其れでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!!

次回は肺と表裏関係でとても関連深い大腸についてお話しします♪(´ε` )

お楽しみに!!


失礼します( ✌︎'ω')✌︎


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