鍼灸での肩こり治療
- 田尻 雄太郎
- 2020年11月27日
- 読了時間: 3分
肩こりはたくさんの方が感じたことのあるポピュラーな症状です。
首回りや、肩甲骨回りの詰まったような、こわばったような嫌な感じがします。
人によっては頭痛や吐き気など他にも様々な症状が伴う場合があります。
肩こりは日常生活の中で蓄積した単純な疲労から、または頸椎疾患や耳鼻科・眼科・歯科疾患・内科疾患・不定愁訴(更年期障害や自律神経失調症)など幅広い疾患で主訴として訴えられることがあります。
鍼灸治療に最適なのは日常的な身体的・心理的疲労が原因とされる肩こりです。
もちろん最適なので他の原因疾患に伴う肩こりもじゅうぶんに緩和できますので肩こりでお困りの際はぜひ鍼灸治療を試していただきたいです(^^♪
さんせっと鍼灸院での肩こりの鍼灸治療では、まず硬結と言われる筋肉の凝り固まった部分を探します。肩や腰でもいいですが、押されると「あぁ~そこそこ!」と言いたくなるような部分です(#^^#)
その部分を狙い、鍼を打ちます!
もちろん痛くないようにやさしく慎重に、です。
そうするとそのこりの部分に「ずぅ~~ん」と、響きと呼ばれる刺激を感じます。
刺激は強くならないように配慮しますので基本的に気持ちよく感じることができます。
そうすると、あら不思議、いままで凝り固まった部分が柔らかくなります。
筋肉が柔らかくなるということは、筋肉の間を走行する血管の圧迫が解放され、筋血流量が増大し、組織に必要な栄養がいきわたり筋肉が柔らかくなる・筋肉の動きが良くなる。が、特に感じていただけると思います。
血液の循環ってとても大事です!筋肉以外にも脳に巡れば頭がよく回ります。臓器の血液循環があがれば内臓の働きがよくなり、例えば肝臓が調子上がれば朝起きがスムーズになったり、腎臓や膀胱などがよければ尿の回数や頻度が正常に近くなったり。
もちろん血液循環が良くなったら完全にそういった症状が良くなるわけではないです。
器質的な異常(腫瘍や神経系)などあれば難しいこともあります。
横道に逸れましたが肩こりはこういった形で治療することが多いです。
しかし、肩こりは原因も患者さんによって様々です。なのでここで東洋医学を用い、西洋医学的な硬結を狙った治療、これをトリガーポイント療法と言ったりしますが、この療法のみならず併用してオーダーメイドの治療を行っています。
東洋医学では脈を確認したり、抵抗のない方は舌の状態を確認する舌診を行い、東洋医学的にお身体の状態がどのような状態かを調べます('◇')ゞ
東洋医学では「気血津液」「陰陽」など不思議な世界観ですが歴史ある医学なので受けられる方もけっこう興味を持っていただけます。
東洋医学についてはまた今度記事にして少しずつ魅力を伝えていこうと思います。
東洋医学的にお身体の状態を調べたらその状態を正常に近づけるためツボを使って治療します。ツボを東洋医学では「経穴」と呼びますが、この経穴はお身体の状態に合わせて選ぶので一概にどのツボを使うかは言えませんが、鍼をうったり灸を使ったりして気を調整したり陰陽の調整を行い原因から肩こりを改善するという手法です。
実際に治療するときもしっかり説明は行っているので安心して施術を受けていただいて大丈夫です(#^^#)
今回の記事はこのくらいにしておこうと思います。
少しでも何かの参考になればうれしいです。
ぜひ肩こりでお困りの際は さんせっと鍼灸院にご連絡ください(^^♪

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